みんなの空き家大学 みんなの空き家大学

街づくりの拠点にぴったり!
カフェやシェアオフィスにおすすめ

須賀川市
まるで異次元!?中と外のギャップが魅力の
須賀川のBサイド。

人口7万人を抱える須賀川市は、今でこそ隣接する郡山市のベッドタウンのような側面もありますが、かつては奥州街道の宿場町として栄えました。
なんと、あの松尾芭蕉も立ち寄った歴史ある街です。駅から伸びるメインストリートを15歩ほど歩くと松明通りに到着。周辺で日本三大火祭りの一つ「松明あかし」が開催されることから名付けられました。歩道を大きくとった街路にはウルトラ怪獣のモニュメントがあったり(須賀川は「ウルトラマン」の生みの親、円谷英二さんの故郷!)、ベンチがあったりと市民の憩いの場として愛されています。また通りの中ほどには須賀川市民交流センター「tette」が建ち、須賀川の新たなランドマークとして賑わいを生んでいます。
今回の物件は松明通りの入り口に建つ3階建ての建物。もともとは電気屋さんとして始まり、その後何軒かのスナックが入居する複合ビルになっていました。外観は塗り直しがされているためか、築年数の割にきれいな印象。一見すると何の変哲もない建物ですが、中は隠れ家のような細い階段があったり、バルコニーがあったり、スキップフロアになっていたりと意外性のある構造となっており、アイデア次第でおもしろい使い方ができそうな建物です。
「tette」が開かれた場所だとしたら、ややクローズドで地元密着な雰囲気が楽しめる、裏「tette」のような場所になる可能性が感じられました。

訪れたときの驚きや発見から
アイデアが生まれる。

 不動産屋さんで間取り図をもらうと、一般的に場広さや窓の位置くらいしか見ないかもしれませんが、実際に訪れてみると案外新しい発見があるものです。この物件も外見からは想像できませんでしたが、スキップフロアになっていたりズレのおもしろい物件。壁で分断された箇所も取り払った時に抜けが良くなるのではと感じました。

株式会社SWAY DESIGN代表取締役/一級建築士・宅地建物取引士 永井菜緒さん

株式会社SWAY DESIGN代表取締役
一級建築士・宅地建物取引士永井菜緒さん

複雑な構造を活かし、ワクワク感を与える。

 外観からはわからない奥行きが魅力的ですね。建物の中で何度も改変が行われてきた結果できあがった空間なのかなと感じました。上って降りて、また上ってみたいな複雑な動線もおもしろいです。たとえば正面に大きな窓があるので、通りから見た時に「あれ?ここ何かある?」と思わせる天井の見せ方ができたら、細い階段を上がって入ってくる過程もワクワクするものになるはず。スキップフロアは劇場の舞台のような使い方も良さそうです。

宮城島崇人建築設計事務所/建築家 宮城島崇人さん

宮城島崇人建築設計事務所
建築家宮城島崇人さん

街の一部として地域に愛される場所に。

 松明通りは市が公共の投資をして整備されていますね。付近には小学校もあるし、マンションもあるしパン屋さんもあるし、けっこう人が歩いているので、外から人が来るよりは地域住民の場所として考えるのが良いように感じました。「この街にないものはなにかな?」「何があったらみんなが喜ぶかな?」そんな発想で場づくりをすると長く使い続けてもらえそうな場所になるのではと思います。

アオイランドスケープデザイン/ランドスケープデザイナー 吉田葵さん

アオイランドスケープデザイン
ランドスケープデザイナー吉田葵さん

街づくりの拠点になれるポテンシャル大!

 まず、3階に上がった時のバルコニーからの光の入り方がすごくいい。隣のフロアとの壁が抜ければ、雰囲気が随分変わると思います。躯体が明確に鉄骨で表れているのもポイントで、余剰な仕上げがないからイメージも湧きやすいです。街に対しての意識の強い方がこの場所を拠点に発信していくような使い方が合うのかな。テナントにしてしまうと、あの階段を上がって人を呼ぶのは難しく感じます。街づくり関係やコミュニティ基地としての可能性を感じますね。

BHIS 主宰/建築家 アサノコウタさん

BHIS 主宰
建築家アサノコウタさん

小分けにもワンフロアにも使える
絶妙な段差がポイント。

 土地を断面で見てみると、この建物は高い場所に建っていて、西側の公園のほうに向けてぐっと下がっていますね。その構造がコンパクトに建物にも凝縮されているなと感じました。段差を活かしてひとつの空間にするのがベターかなと思いますが、小分けにしてそれぞれ独立させた使い方もおもしろそうですね。バルコニーからの眺望の良さはぜひ活かしたいです。

AMP/PAM主宰・UDCOデザインリサーチャー/建築家 伊藤孝仁さん

AMP/PAM主宰・UDCOデザインリサーチャー
建築家伊藤孝仁さん

オーナー様のコメント

 リノベーションして格安で泊まれるゲストハウスやシェアオフィスのような使い方も考えていましたが、基本的にはどう使っていただいてもかまいません。物販や飲食店だけではなく、福祉と介護がミックスされたような施設も魅力的ですね。昼の時間帯は多少音が出ても気にならないので、ジムやパーソナルトレー二ングスペースなども良いアイデアかと思います。
賃料はまずは相談してください。私たちとしてもここを借りてくれる方が、情報発信のパートナーになってくれたり、一緒に何か始めるきっかけになったり、新しいつながりが生まれるのを期待しています。

DATA
所在地 福島県須賀川市上北町
沿線・駅 JR東北本線「 須賀川」駅 1100m 徒歩14分
土地面積 150㎡
間取り 3R
建物面積 133.22㎡
築年月 1976年9月

専門家が考えた活用例

エリア断面図

物件からの眺め
(左)翠ヶ丘公園
(右)松明通り

ARCHIVE